みんなの当直表

当直の割り振りを公平にする方法|回数だけでなく給料差まで揃える

最終更新: 2026年7月

「回数は同じはずなのに、不公平だと言われる」——当直表を作る人が一度はぶつかる悩みです。 原因の多くは、公平さの軸が「回数」しかないことにあります。この記事では、 当直の公平性を3つの軸に分解し、感覚ではなく手順で公平を担保する方法を紹介します。

「公平」には3つの軸がある

  • 回数の公平 — 当直・日直それぞれの回数差。最も分かりやすい軸ですが、これだけでは不十分です。
  • 負担の公平 — 週末や祝前日など「翌日がつらい枠」「予定を空けにくい枠」の偏り。 同じ4回でも、金曜3回と火曜3回では体感がまったく違います。
  • 金額の公平 — 単価の高い枠(金曜・土日・祝前日など)の偏りによる、 当直手当の合計額の差。回数が同じでも月数万円の差が生まれることがあります。

回数を揃えるだけでは不公平が残る理由

多くの職場では、金曜当直や祝前日当直の単価が平日より高く設定されています。 例えば平日24,000円・金曜54,000円のような設定なら、金曜枠が1回偏るだけで月3万円の差になります。 手作業やExcelでの割り振りでは、回数を数えるだけで精一杯になりがちで、 この給料差(最大−最小)まで管理している職場は多くありません。 不満の声が「なんとなくの不公平感」として出てくるのは、この見えない差が原因であることが多いのです。

優先順位を決めて、機械的に割り当てる

公平性の軸が複数あると、すべてを同時に完璧にはできません。大事なのは優先順位をあらかじめ決めて、毎月同じ手順で適用することです。 参考として、無料アプリ「みんなの当直表」の自動作成は次の順序で割当案を比較しています。

  1. 枠の空きを出さない(必要人数を必ず満たす)
  2. 「厳しい」と申告された日への割り当てを最小にする
  3. 「希望」と申告された日の実現を最大にする
  4. 当直・日直の回数差を目標の範囲内に収める
  5. ポイント・給料の差を目標の範囲内に収める

この順序を固定したうえで何百通りもの割当案を作って比較すれば、 「誰かの勘や声の大きさ」ではなく手順が結果を決めるため、説明可能な公平になります。 週の上限回数・当直間隔・同じ枠に入れないペアといった制約も、先にルール化しておくことが重要です。

根拠の「見える化」が納得感を生む

最後の仕上げは、結果の根拠を全員が見られるようにすることです。 各自の当直・日直の回数、担当した枠の内訳、ポイント、当直手当の合計を一覧にして共有すれば、 「今月は自分が金曜に多く入ったから手当も多い」「来月は逆に調整される」といった 納得の材料になります。みんなの当直表では、この集計が確定と同時に自動で作られ、 参加者全員が同じ画面で確認できます。

当直表作成の全体像は「当直表の作り方」を、希望の集め方は「当直の希望収集をアプリに変える方法」をご覧ください。

回数も、給料差も。公平な当直表を自動で。

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